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松前藩と北海道
(江戸時代)
松前 阿吽寺〔あうんじ〕
阿吽の呼吸から命名された真言宗の寺院で、大館があった場所に近い。元々は津軽に居住した蝦夷管領の安東盛季が南部氏との戦いに破れた際、菩提寺だった寺号を携え松前に再興、大館下にさらに再興したのは1513年(永正10)といわれる。松前福山館の鬼門を守るため1617年(元和3)ころ現地に移った。この寺は松前家の祈願所として他の真言寺院を支配していた。
明治元年の箱館戦争時に焼失したが、内陣は土蔵造りであったので免れた宝物も多い。本尊の不動明王像や円空作と伝えられる小不動、末寺であった慈眼寺の本尊で国宝級であったと言われる如意輪観音像(昭和29年に盗難に遭い現在はレプリカ)、珍しい北辰霊符神三尊像(歴史・文化的な話題性を持つ)、このほか寺宝として五世慶廣木彫像、将軍地蔵尊、弁財天像などがある。阿吽寺山門は松前城旧寺町御門を移築したもの。
周辺地図と近場の観光地
詳細情報
場所 | 北海道松前郡松前町松城371 |
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TEL | 0139-42-2249 |
駐車場 | 無 |