テーマ
松前藩と北海道
(江戸時代)
松前 法幢寺〔ほうどうじ〕
法幢寺は諸説あるが1470年に若狭国の僧・宗源和尚が大館に開創したことが始まりで、その後1513年アイヌとの戦乱の中で焼失するが、松前家3世義広・4世季広の2代にわたり再興し、1546年に開山する。以来松前藩の菩提寺としてつづく曹洞宗の寺院である。裏手には、松前藩主松前家・歴代の墓所が繋がっている。1834年(天保5年)に、松前家御霊屋と山門が再建され、山門には四天王像が配置され、御霊屋には、松前家の始祖・武田信廣より18世松前徳廣まで、松前家一族の位牌が安置されている。内陣格天井には蠣崎波響の格調ある花鳥の画が配されている。
その後1868年(明治元)の箱館戦争時に、御霊屋と山門を残して焼失してしまうが、1881年(明治14年)には再建される。寺宝として兆殿司筆の羅漢図と10世矩広筆の涅槃(ねはん)図などがある。
周辺地図と近場の観光地
詳細情報
場所 | 北海道松前郡松前町松城307 |
---|---|
TEL | 0139-42-2209 |
駐車場 | 無 |