テーマ
縄文〜中世時代
(室町・戦国)
花沢館跡〔はなざわたてあと〕
15世紀ころ和人・渡党(わたりとう)と称される本州系の人々が北海道南部への進出の拠点として築いた道南12館といわれている館のひとつです。
この頃の渡島半島は津軽の安東氏が「下之国」(上磯~函館市付近)、「松前」(松前町を中心とした地域)、「上之国」(上ノ国町を中心とした地域)の3国に分け、守護(地域の支配者)を置いて支配していました。それぞれの中心地として、茂辺地の茂別館、松前の大館、上之国の花沢館に、一族の下国氏・柿崎氏をおいた。この後コシャマインの戦いにより、道南に12館あった館の10までが攻め落とされたが、最後に花沢館の客将・武田信広がコシャマインを射殺したのを契機に安東氏直系の柿崎氏を継ぎ、渡り党の第一人者に成り上がる。そして上ノ国の夷王山に勝山館を築き、空中要塞都市とした。その後もアイヌとの戦乱は続くが、渡り党全体の勢力が縮小し、その権力は柿崎氏に集中していく。
周辺地図と近場の観光地
詳細情報
場所 | 北海道檜山郡上ノ国町 勝山 |
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駐車場 | 無 |