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イカ漁 漁り火銀座〔いかりょう いさりびぎんざ〕
毎年、6月1日にイカ漁が解禁となる。函館周辺の漁業はイカ釣りが主力で、函館で獲れるイカは、主にスルメイカ(真イカ)とヤリイカ。
函館地方は、古くから日本海を南から北に回遊するスルメイカの生産地となっている。開港に伴うころから徐々に始まり、明治初期からイカ釣り漁として本格的になっていく。
現在の集魚用ランプで海を照らす漁法は、佐渡の漁師が、出稼ぎに来た際に函館に伝えられたとされている。明治20年代では、地元漁師より出稼ぎで来る漁師の方が多かったという。
八月下旬にかけて漁場もだんだんと海から函館市街に近づき、湯の川漁火まつりも催される。
イカは、光の元に集まる習性があるため、イカ釣り船は、ランタンのようなライトを船にたくさん吊している。暗闇の海に照らす明かりは相当明るい。かつては暖系色の明るさだったが、ハロゲンへと変わったためか、最近は白っぽい明かりに変わって来ている。
毎年漁が盛んな6月〜12月位まで、津軽海峡に多くのイカ釣り船が出て、水平線に並んで見えて明るく夜空を照らす。明るさが街明かりのように見えることから漁火銀座とも言われ、幻想的な光景になる。函館の街の風物詩でもある。
函館のイカ釣り船の特徴として、他と違い、釣ったイカは、生け簀で捕獲される。そのため漁から戻ったあとも、イカがピンピンしている。まさに鮮度が命の函館のイカ漁である。
スルメイカ等の稚魚は、日本の南の方で生まれるが、北上しながら成長し、人の成人ぐらいの年齢にあたるころにプランクトンの豊富な津軽海峡あたりに来る。そのころがピチピチとしてちょうど食べ頃の時期になるので、函館のイカは特別に美味しい。スルメイカは、函館では真いかと呼ばれ、毎年6月から8月頃迄が最も旬で、あまり大きくならないのが美味しい。また、ヤリイカは、11月中旬~2月にかけて獲れ、細身の胴に大きなミミで、槍のような形である。身が薄めで歯ざわりも柔らかい。
特に、夏にかけての育ち盛りの真イカとヤリイカは絶品だ。身が透き通り食感もコリコリして柔らかい。やはり鮮度が重要なイカは、函館に来て食べるしかない。
周辺地図と近場の観光地
詳細情報
場所 | 北海道函館市湯川町 |
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行先案内 | 夏から秋にかけて漁火通から集魚灯を点けた漁船が集まる様子をよく見ることができる。 |
TEL | 0138-21-3111 |
開館時間 | 夏から秋。 |
駐車場 | 無 |