テーマ
縄文〜中世時代
(室町・戦国)
勝山館跡〔かつやまたてあと〕
国指定史跡・勝山館は、後の松前氏の祖である武田信広が、15世紀後半に築いた山城で、16世紀末頃まで武田・蠣崎氏の日本海側での政治・軍事・北方交易の一大拠点でありました。
現在も継続中の発掘調査により、瀬戸・美濃焼・中国製青磁などの5万点をこえる国内外産陶磁器や金属製品、木製品など10万点余りの出土品、建物・井戸・空壕・橋などの跡が多数見つかり、館内での様々な暮らしぶりが、よみがえりました。
さらに、近年、調査・研究で明らかになってきた城下町と併せて「中世都市」と呼ぶにふさわしい景観が見えてきました。
また、もっとも注目すべきことは、当時アイヌの人々が使っていた500点余の骨角器が出土していることです。中世史研究の第一人者網野善彦氏は「この館にアイヌと本州人が混住していたことはほぼ明らかといってよいのではないだろうか。」(「日本海と北国文化」「北国の社会と日本海」小学館刊)と述べている。興味尽きないテーマを与えてくれる史跡です。
日本海北方交易や中世の生活様式を知ることが出来、「北の中世」を語ってくれる重要な史跡として、中学校、高校の日本史の教科書などに紹介され、近年大変な注目を浴びています。
周辺地図と近場の観光地
詳細情報
場所 | 北海道檜山郡上ノ国町 勝山427番地 |
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行先案内 | 上ノ国の道の駅「もんじゅ」前から夷王山を約1キロ登る。 |
入場料 | 大人200円 子供100円 |
TEL | 0139-55-2400 |
開館時間 | 10:00~16:00 |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日) 祝日の翌日 |
駐車場 | 有 |