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松前藩と北海道
(江戸時代)
松前 法源寺〔ほうげんじ〕
法源寺は、1469年に元々、若狭の禅僧随芳が始祖・武田信廣を訪ねる航海中に奥尻島に漂着し庵を結んだのが起こりで、1490年に上ノ国勝山に寺地を移し、その後武田氏が居城の推移とともに現在の松前山法源寺となった。1606年(慶長11年)に福山館の完成後、大館にあった寺町を1617年から1619年にかけて現在の位置に移設する際、法源寺も移っている。松前家初期(蠣崎家)の菩提寺であった。1868年(明治元年)、戊辰(ぼしん)の役に焼失から免れた山門が残り、その山門は、江戸時代中期の建造として北海道では最も古いものの一つで重要文化財に指定されている。寺境内には、松前藩の家老であり夷酋列像を画いた絵師・蠣崎波響の墓がある。波響は、江戸や京都に頻繁に通い円山応挙とも交流があった。その他、史学者松前広長や牛痘種痘の普及を伝えた中川五郎治の墓もある。
周辺地図と近場の観光地
詳細情報
場所 | 北海道松前郡松前町松城341 |
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TEL | 0139-42-2146 |
駐車場 | 無 |